エゾ鹿の狩猟について

こんにちは!hinnaの看板娘マルとむぎが狩猟の様子をご紹介します!

エゾ鹿の狩猟には1日~2日をかけ道内の各エリアを回ります。
今回、最初の狩猟ポイントまでは車で片道3時間ほど、
祖父達の相棒、狩猟犬ロンと共に向かいます。
この広い北海道においても鳥獣保護法に基き、自治体ごとに狩猟可能な期間や場所、捕獲頭数等が詳細に設けられています。
皆様も旅行の際に野生のエゾ鹿を目撃した経験もあるかと思いますが、その多くが狩猟禁止区域内で実際わたしも鹿が安全な場所をわかっているかのような印象を受けました。

この北海道での狩猟は車で出没スポットを回りながら行う流し猟と呼ばれるものが主流となっており本日もエゾ鹿を探し各ポイントを巡りますが、遠くに1頭見えるでしょうか?

野生のエゾ鹿は非常に警戒心も強く、例え距離が離れていようとも足音や声、その僅かな音にも反応して一目散に山の中へ身を隠してしまいます。
鹿笛で気を引きながらゆっくりと進みますが距離が縮まらないことから、今回は深追いをせず断念することに。
祖父達には狩猟に関する独自のルールがあり、その一つとして子供やメス鹿を撃つことはなく、オスであっても確実に1発で仕留められる状況でなければハントしません。
その後もポイントを回りましたが成果はなく、日が沈む前に近場のコテージに向かい翌日の天候と本日の出没ポイントから鹿の動きを予測し明日に備えることに。

明朝、日の出に合わせて出発。
車2台に分かれ各エリアを回っているとエゾ鹿発見の無線が入りました。
そこに現れたのは角の立派なオスの鹿。
前日から数え20頭ほど目撃しながらも今回の成果となるのはこの1頭でしたが、1度の狩猟で仕留める鹿は1~2頭。もちろん成果がない日もありますが自分達が消費できる分しかハントはしません。

hinnaのジャーキーは人もおいしく食べることができる肉質にこだわる為にクリーンキルで仕留めることを心掛けています。
半矢といい急所を外し暴れたり走りだしてしまうことで体温が上がったり、誤って内臓を撃ち抜くことが原因で全身に血が回り肉に臭みが出てしまうからです。
こうして、適切な処理をしたのち今回の狩猟を無事に終えることができました。

自然の恵みを必要な分だけ感謝していただく。
わんちゃんと過ごす温かな毎日を、もっと特別に。
その想いを大切にhinnaから北の大地の恵みをこころを込めてお届けします。
最後までお読みいただきありがとうございます。
